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2006年04月30日

連作14 躍連作15 FOR YOU

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 種別 連作系第14期 躍連作15
 題名 『 FOR YOU 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月17日19時24分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】15 FOR YOU

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #15(短編)
 


          『 FOR YOU 』


                        作:しびる






  誕生日に花を買う ちょっとしたお祝いにケーキを買って持参す
 る 入学祝いに文房具を送ったり なんなら手紙や電話でも構わな
 いと思う 逆に電報なんてのも面白いかもしれない
  義理でやれば面倒な社交辞令であるが 毎度考えて楽しめば 誰
 かに何かを送るって作業はハマると深い 抜けられなくなる原因は
 悪く言えば自己満足 だけどそれでも構わないと思う どうせ迷惑
 を掛けずには暮らせないのだから 片方だけでも楽しければ
  だからどんどん贈物だ 高価なモノはお返しなんて考えを喚起さ
 せるから チープでエスプリの効いたモノ そんな感じで頑張って
 みよう 最終目標はプレゼントばばあ 相手もそのうち慣れる

 『こんちわーっ いや ただいまーっ あやみちゃんはいるかな』
  玄関で大声 ウチは変に声の通りが悪いので 毎度玄関で叫ぶこ
 とになる 帰ってきたのは数カ月振りなので こんにちわかただい
 まか選択に苦慮するところ しかし誰の返事もない
 『叫んで返事がないなら 不法侵入にも気付かないだろうね なん
 とまあ不用心なことか ママ 出掛けちゃったの』
 『はいはい いまいきますよーっ ママならいませんねですよお』
  この家の住人は初老の男女のはずなのに やけに若い返事が聞こ
 える 少し舌足らずなプリティーボイス 姪っ子のあやみちゃんだ
 『おやおや あやみちゃんじゃないか ふふん ひとりでお留守番
 かな おばあちゃんはいないの あ ママはママのことか』
 『おばあちゃんはいるよ 今ねえ お昼ご飯を作ってるのですね』
  玄関に出迎えてくれた姿に表情が緩む あやみちゃんは今年で4
 歳の幼稚園児 最近父親のふみやさんに似てきた 彼は非常に美形
 なお父さんだから あやみちゃんも美人になることだろう
 『さいかお姉ちゃんも食べるでしょ ご飯はたくさんでたくさん食
 べるのがたくさん美味しいですねえ 今日は3人だけど』
 『そっか おじいちゃんはいないのかな ゴルフにでも行ったのか
 な 今日帰るってアポ取っといたのに なんだかなあ』
  玄関にパンプスを脱いであやみちゃんの頭を撫でる 凄い猫毛は
 姉からの遺伝 近頃では両親も各々の仕事を退職して 母親は近所
 のカルチャースクールで書道の先生 父親は退職仲間とゴルフ三昧
 『あら さいかちゃん 早かったのね 夕御飯の頃かと思ってたの
 に 少し痩せたんじゃないの ちゃんとご飯を食べてる』
 『あ ママ ただいま 食事ならきちんと3食採ってるわよ それ
 よりもママの方が痩せたんじゃないの お昼も食べるわよ』
  廊下を歩いてキッチンの前で母親に出会う 母親は今年で何歳だ
 ったか お婆ちゃんってのは失礼な年齢だろうけど 首筋と目尻に
 年齢による老化は顕著だ 誰だっていつまでも若くはない
 『おばあちゃん さいかお姉ちゃんとご飯を食べるのです 席順は
 あやみが決めます みんな指示に従ってご飯を食べてください』
 『あはははは 毎度あやみちゃんが仕切ってくれるのね はいはい
 あやみちゃんの言うとおりにしましょうか ママ 女将さんから預
 かってきたわよ 奈良漬だって』
 『ふじこさんから あらそう 嬉しいわ 早速昼餉にしましょう』
  ふじこさんはウチの会社の社長婦人で 母親からは義理の姉にな
 る 元来ウチの会社は母親の実家であったわけで 社長夫婦は養子
 夫婦 こんなややこしい関係に母親は卒なく対応している
 『駐車場にお姉ちゃんの車がなかったようだけど どこに出掛けて
 るわけ ふみやさんと一緒なの ママがあやみちゃんの相手か』
 『いいのよ いっそあやみちゃんをウチの娘にしたいくらい あな
 た達は家に居着かないもの 寂しいのよ広い家にふたりきりじゃ』
 『おばあちゃんは寂しくないですね あやみに任せてもらうのがい
 いです 寂しくないように歌ってあげるのがいいですね』
  あやみちゃんは歳のわりにシッカリしている 少し変な喋り方は
 誰に似たのか ぷりぷりの体にポニーテール 誰だって自分の子供
 にしたくなる危ない魅力だ 誘拐に気を付けるべきだろう
 『商店街の野球チームらしいわ あいかってばあいかわらず野球な
 んかしてるのよ 昔のバンド仲間の人があやみちゃんの友達のお父
 さんらしいわね なにやってるのかしら ね あやみちゃん』
 『今日はですね 遠くの場所で試合をしているのですよ いつもは
 あやみも応援ですけどねえ 今日はおばあちゃんとお留守番です』
 『ふうん 結婚して性格が変わったのかと思ってたけど やっぱり
 お姉ちゃんはアウトドアな人だなあ おや 昼食はカレーか』
  姉は実家の近所に住んでいて 旦那さんが仕事の日には帰ってき
 ているらしい 専業主婦とは偉いものだと思っていたらば 案の定
 我慢できなくなって暴れているらしい なにをしているのだろう
 『あやみも手伝ったのですよ ね おばあちゃん』
 『ふふん いいのよ あやみちゃんさえ置いといてくれれば 無理
 しないで同居してくれればいいのに さいかちゃんは帰ってこない
 の マンション暮らしじゃ大変でしょうに』
 『そっか 偉いなあやみちゃんは ここで暮らせば甘えちゃうもの
 年寄りになって結婚してなかったら帰ってくるわ お姉ちゃんに説
 明しておこうか こんな立派な家なのにねえ』
  あたしは独身で働く女性だからして 同居するなら姉夫婦が適任
 だろう 向こうだってマンション暮らしだし ふみやさんの実家だ
 ってそんなに反対していないようなことを聞いている
  そんなことを考えながら食卓へ テーブルの脇に鞄を置いたとこ
 ろで大事なことを思いだした 帰りにでも姉のマンションへ立ち寄
 って 渡しておこうと思っていたものがあるのだ
 『そうそう あやみちゃん お姉ちゃんがだな いいものをプレゼ
 ントするね 部屋の掃除をしてて見付けたんだけど』
 『なんですか さいかお姉ちゃん うわああ 凄いですよ』
  どんなふうに紛れ込んだのか 会社からマンションへ越すときに
 発見したのだが あたしがあやみちゃんくらいの歳だった頃に遊ん
 でいたドールハウス 捨てるのも勿体ないので あやみちゃんにあ
 げようと思ってずっと忘れていた品物だ
 『懐かしいオモチャね お姉ちゃんの前にはママが遊んでいたもの
 よ 良かったわねあやみちゃん さて お昼にしましょう』
 『ふうん それは知らなかったな まあいいか』

  ドールハウスには3体の人形が入っている それに20着程度の
 着替えと各種のメイクセット あまり覚えていないが確かに遊んで
 いたオモチャだ 最初の所有者は姉だったらしいが そんなことは
 20数年振りに告白された事実である だからどちらでも構わない
  それまで多弁にお喋りしていたあやみちゃんだが あたしが鞄か
 らドールハウスを取りだした途端 黙り込んで鼻息だけが荒い 気
 に入ってくれれば幸いだと思う 血は争えないね







             》 しびる 《
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(のりこ)>もでらーとシリーズですが あやみちゃんがかわいいで
      すねえ あいかママは育児放棄して野球ですか
(しびる)>んー ドールハウスのネタは いまなら使わないな こ
      のなんてことない空気だけで充分だと思うし もし使う
      ならあやみとの最初の接触でネタ振りするとか
(のりこ)>『それはなにを持っているのですか?』『うふふん 内
      緒 むこうで見せてあげる』って感じですか
(しびる)>まったく違うけどそんな感じだな それにフッタのあや
      みの鼻息は本文中で使うべきだろうし いろいろ勘違い
      してるなと思う でも妙なバランスがあるのも事実
(のりこ)>毎日大量に製造してましたもん 反復練習によるリズム
      の体得って感じですか 数こなすと違いますかやっぱし
(しびる)>えらそうなことを言うなあ お前は何様だよ(笑)
posted by 篠原しびる at 23:02| シンガポール ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

すきま あにめだいすき 34

(しびる)>ういーっす あんまし時間ねーけど アニメ枠やるぞい
(のりこ)>あ おはようございます きのうはメルマガ発行でした
      から きょうはお休みかと思ってました えーっと
(しびる)>寝てんじゃねーよ 頼むぜしかし なにやるんだ
(のりこ)>えーっと あれですよ なんだっけ そうそう『桜蘭高
      校ホスト部』です 私個人では今期のイチオシです
(しびる)>ふむ 学園ラブコメ+ホストか 新しいんだか奇抜なん
      だかよくわかんない設定だな 主人公の名前はハルヒな
(のりこ)>奇しくもハルヒくんですが ポジションはまったく逆で
      すね こっちのハルヒくんは別カルチャーに囲まれる一
      般人で 向こうのハルヒちゃんは自分が不思議ちゃんで
      しょ まあ結局は同じことかもしれませんけど
(しびる)>そんな感じか やっぱし部活するんだなあ って? あ
      れ? こっちのハルヒも女なのか あらら
(のりこ)>私は2回目ですからオチを知ってましたけど よく考え
      ると ハルヒって春日なんじゃないですかね 憂鬱の方
      の原作にはそのへんとかあるのかな どうでしょ
(しびる)>んー どうもさあ 周囲がみんな読んでると 元ネタの
      部分で疎外感を感じるよなあ やっぱ欲しいなあ
(のりこ)>とかなんとか話題が『涼宮ハルヒの憂鬱』の方に移行し
      ちゃってますけど ってなに解説してるんだろ私(笑)
(しびる)>書店じゃ手に入らないらしいよ 品薄で 出遅れたかな
(のりこ)>仕方ないですね って ご友人方は皆さん読んでらっし
      ゃいますか あえてそのへんは突っ込みませんけど
(しびる)>まあね コミックスの方はどうよ? って話は聞いてる
      んだけど 師匠あたりから 順番間違ったかな んー
(のりこ)>まあいいじゃないですか そのうち増刷されて溢れかえ
      りますよ で 話を戻しますが あの電球の意味がわか
      ったときにはあははーと思いましたよね 慌てて見返し
      ました やっぱ最初は副部長さんですか
(しびる)>情報として知っていたってことだな 特待生ってことを
      知ってりゃ 性別を知らないわけないもんな
(のりこ)>ですね んで次がハニーくんで ぬいぐるみの反応でわ
      かっちゃう 細かく作り込んでますねえ いやはや
(しびる)>なかなかに好感度の高い作品だな なら継続指定ってこ
      とにしておこうか フォルダに割り振りな
(のりこ)>ういっす 了解っす
(しびる)>んじゃまこの辺りはダブルハルヒでややこしいけど き
      っちり押さえてどんどこ視聴してゆこうってことで解散
(のりこ)>お疲れさまでした
(しびる)>さて帰って寝よう
posted by 篠原しびる at 01:22| シンガポール ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | すきま あにめだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

ひねまが 089-9

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    しび事務所通信 ひねもすなめるまが 第89号の9
        ひねまがのみにまが略してひみまが
    
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        発行 しび事務所・篠原リサイクルテキスト研究所
                 2006年04月27日(木)
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今回の目次
■ひねもすなひねもす■ ご存じじゃない名詞はwebの方で解説中
■今週のしび事務所■ 事務所の活動報告 主に2次元系中心で
■ぼんよう■ ぼんようなるは我が才の誉れ
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■ひねもすなひねもす■

(しびる)>ういーっす とにかくメルマガな 何ヶ月ぶりだ って
      半年ぶりか そりゃそーだ コーヒーくれ
(のりこ)>あ おはようございます いきなし始めますね 寸前ま
      で普通に世間話してて いまだに慣れませんよ
(しびる)>ふん 前回は去年の10月くらいだろ あれから緊急の
      引っ越しやらなんやらでバタバタしてたからなあ
(のりこ)>コーヒーっす もしかして まさかいらっしゃらないと
      思いますけど 事務所移転をご存じじゃない読者の方が
      いらっしゃったりは? いやあ それはないかな
(しびる)>どうかな 告知して数時間で前の事務所は消滅してるし
(のりこ)>んじゃ このメルマガで初めて事務所移転を知る! み
      たいな方もいらっしゃるんでしょうか 問題ですね
(しびる)>さすがにググッたりしてどうにかなってるだろ その辺
      はあんまし気にするな 閲覧数は移転前を超えてるし
(のりこ)>はあ その話をしなきゃと思ってたんですけど カウン
      ターを撤去したでしょ しかしなんで数字が増えなかっ
      たんでしょ? というのと 実数はどれくらいですか?
(しびる)>いろいろ一緒に質問するな まずカウンターの件だけど
      スタイルシートをいじってるのが原因じゃねーか? 近
      所で聞いても不具合って話はないし おそらくな
(のりこ)>ふうん んじゃ戻しますか プレーン状態に
(しびる)>めんどうだからいいや それと実数だけど 基本は日変
      動が激しいわけで まま300PVから500PVの間
      かね もうちょい伸びて欲しいって感じか
(のりこ)>500なら1ヶ月に1万5000くらいですか たしか
      に前の事務所よりちょっと多い感じですね
(しびる)>まあ有難いことだわな んじゃてきとうに行も埋まった
      から次行くぞい コミックス関係でいいか
(のりこ)>了解っす
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■今週のしび事務所■

(のりこ)>なにからやりましょうかというくらい色々あるんですけ
      ど 通巻ものやりますか それとも新顔さんを?
(しびる)>新顔がいいな これやろう『それでも町は廻っている』
(のりこ)>ほう ほうほう 石黒正数さんですね 連載はヤングキ
      ングアワーズですか どこかで見たような絵柄ですけど
(しびる)>ふむ まず通したときにはさ なんとも中途半端な感触
      にむずむずしたんだけど いいなこの感じ ナンデモア
      リのレベルがてきとうでさ もしかすればすごい贅沢な
      設定なんじゃないのかとか思う
(のりこ)>贅沢な設定ですか んー まあたしかに 普通の作家さ
      んならもうちょい延ばすんじゃないの? という感じは
      どの設定にもありますよね メインのメイド設定にして
      も 1話でいじっただけであとは流してますし
(しびる)>あとがきに『メイド属性ないですし』みたいなこと書い
      てたからな 属性がないけど使いたいって気持ちはよく
      わかる でもそゆのは続かないんだよなあ
(のりこ)>そゆものですか それと 主人公の歩鳥ちゃんで成功し
      てますよね おばかさんでドジでいいかげんで怠け者で
(しびる)>誰かさんとまったく同じアビリティだなしかし そうい
      や辰野ってあずさキャラだし これが最もしっくりくる
      黄金のパターンなのか なるほど それでわかった
(のりこ)>さらっとひどいこと言われてますけど 私は歩鳥ちゃん
      みたいじゃないでしょ まったく似てませんよ
(しびる)>いやそのまんまだ 年齢こそ倍以上いってるけど 容貌
      も設定してたのとかわんないし 違うっちゃバストのサ
      イズくらいか 早とちりなんか本人だろ 休みに下着で
      うろうろしてるのも他人とは思えないよな
(のりこ)>むう まあいいです 女子高生みたいって言われて怒る
      こともないですし いつまでも若いですからねえ んー
(しびる)>ふむ まいいや んじゃ時間もないからこれくらいで
(のりこ)>ほんとヤッツケですね いいのかな
(しびる)>悪いってことはないだろ
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■ぼんよう■ 私が担当します(のりこ)

◇週末になると上半身が筋肉痛 原因は習字らしい 姿勢悪いのかな

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2006年04月27日

編集会議 105

(しびる)>ういーっす 春は名のみの風のなんとやら
(のりこ)>あ おはようございます ありゃ? きょうはお忙しい
      からお休みってことじゃなかったですか ボードには
(しびる)>まあな さっきまで忘れてたんだけど 今月中にメルマ
      ガを1本送信しないと休眠扱いになるって連絡があった
(のりこ)>うわ 今月中ってあと数日しかないですよ そんな大事
      なことをこんな寸前に連絡されましても
(しびる)>まあ 休眠扱いっても申請すれば復活できるんだけどな
(のりこ)>申請しなきゃいけないじゃないですか でわ早速メルマ
      ガ制作に掛かりましょうか すきま用のネタを少し改ざ
      んして うわ ぼんようネタってまったく考えてないし
(しびる)>またあしたでいいじゃん きょうは忙しいから帰るわ
(のりこ)>そんなのんきな! 時間がないですよ
(しびる)>知らなきゃ慌てることもなかったろうに キジも啼かず
      ばなんとやら いや 虎穴にいらずんばなんとやら?
(のりこ)>なんですかそれ ネタ話をするために来所なさったんじ
      ゃないでしょうに そんなヒマがあるならメルマガを
(しびる)>ヒマじゃないもん んじゃ帰るから
(のりこ)>むー
posted by 篠原しびる at 01:28| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集会議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月26日

すきま あにめだいすき 33

(しびる)>ういーっす んじゃ引き続きアニメ枠やるぞい
(のりこ)>あ おはようございます さてさて きょうもどんどこ
      片してゆきましょう コミックスもかなり溜まってきま
      したから きょうも大量に転送されてきてますし
(しびる)>コミックスはえらいことになってるもんなあ
(のりこ)>ざっとこの数回の転送でも50冊以上はあるんじゃない
      ですか? 通巻ものが最新以下数冊とか
(しびる)>それはまた時間をとってやる どうせ馬謖切りをしなき
      ゃいけないだろうし さてどこからの続きだ?
(のりこ)>『蛙男劇場』が最後でしたから『ザ・サード』サブタイ
      トルは『蒼い瞳の少女』 OPの少女が主人公かな
(しびる)>砂漠でのバトルアクションか サードってのは邪眼のこ
      とかな またここにもはチマキ女が おっと コミカル
      に崩すときの表情がちょっといいかな さてさて
(のりこ)>モンスター退治ですか 乗ってるタンクが相棒でしょう
      けど こういう無生物系の相棒はシャナっぽいかな
(しびる)>シャナな ソード使いの韻も踏んでるし 普通に楽しめ
      そうな作品だけど まあしばらく様子を見るか
(のりこ)>わりときっちりクオリティが高いですからね とか鑑賞
      しながらぴーちゃんとちーくんが別のアニメを録画して
      ますね なんともまあ便利な世の中になりました
(しびる)>難儀な世の中だよな んじゃま継続指定ってことで
(のりこ)>了解っす フォルダ移動指定へ昇格させます んじゃ次
      は『ガラスの艦隊』 煽り番組は見ました?
(しびる)>いや 録画したっきり見てねーや GONZO作品か
(のりこ)>スペオペですね なんかヤマトっぽいSEが鳴ってます
      けど 久しぶりにきっちり艦隊戦ですか
(しびる)>艦隊戦はキライじゃないけどなあ 手動で砲弾を発射し
      てるじゃん(苦笑) どうしたものかねえ んー
(のりこ)>キャラはokamaさんですけど 気に入りませんか?
(しびる)>この世界観はどうかね この手合いを相手にしてても仕
      方ないって気がするな スルーってことにしよう
(のりこ)>突っ込みませんか(笑)
(しびる)>時間のムダ もういい 次いけ次
(のりこ)>はいはい ガラスの艦隊は視聴停止と 次は『TOKK
      O 特公』 アフタヌーンで連載してる作品ですね
(しびる)>あれな なんとなく読んでるけど 微妙なところで範疇
      外なんだよな 自分でも好んで描くジャンルだから え
      らそうなことは言えないわけだけど しかしなあ
(のりこ)>これも主人公が朝目覚める黄金のパターンで始まりまし
      たが オッパイ+パンツ見える系アニメですか
(しびる)>なんか背景のデッサンとかパースが狂ってないか?
(のりこ)>キャラもそうですよ 変に歪んでますね どうします?
(しびる)>これもスルーでいいかなあ モンスターの造形もアレだ
      しなあ 見る意味がまったく感じられないし
(のりこ)>と仰るからにはちょっと引っ掛かるものがありますか?
(しびる)>わかる? んじゃとにかくは見ちゃ消しモードで
(のりこ)>ういっす 見ちゃ消し指定と なら次は『×××ホリッ
      ク』 妙なタイトルですが なに系のアニメなのかな
(しびる)>CLAMPか なるほど OPテーマはスガシカオだな
      この曲 どこで使ってるかと思えばこのアニメか
(のりこ)>異界ものですね なかなかに不思議な雰囲気で
(しびる)>CLAMPは避けて通って人生は正解 と考えてるんだ
      けど この感じはどうかね なんかやだなあ
(のりこ)>大原さやかさんの声だけで見るってことでいいじゃない
      ですか 私は好きですよ この感じ なんか全体的に
(しびる)>ふん ならお前の責任でR焼きしろな んじゃ次
(のりこ)>はいはい了解っす フォルダ用意しますね 次はですね
      時系列で飛ばしちゃったのがいくつか 『夢使い』とか
(しびる)>植芝理一か 植芝は基本的にディスコミで終了してるん
      だよな しかしアニメにするととてつもなく普通だな
(のりこ)>普通というか 植芝さんテイストがまったく感じられな
      いですね 不必要なまでに細かい描き込みとかないし
(しびる)>なんかどうでもいいや スルー指定で
(のりこ)>見ちゃ消しじゃなくてスルーですか 了解っす んじゃ
      次は『ひまわりっ!』 TAGROさん原作ですね
(しびる)>これもキャラデザはokamaか TAGROが忍者も
      の描いてるんだな パンツ見える系の忍者学園ドタバタ
      ラブコメディってとろか シリアスじゃねーよな
(のりこ)>なーんか普通のアニメですねえ おそらくハーレム系で
      しょうし なにより主人公ちゃんの声が(苦笑)
(しびる)>なんかひどい声優使ってるなあ しかしTAGRO原作
      ならむげにスルーもできないか とにかく継続扱いで
(のりこ)>継続しますか あんまし減りませんけどね んじゃ次は
(しびる)>もうきょうはこれ以上アニメ見たくないし もう帰って
      寝るわ ところで何本片した?
(のりこ)>6本ですね ちょっとがんばりました んじゃ終了で
(しびる)>うん んじゃまた
(のりこ)>お疲れさまでした おやすみなさーい
posted by 篠原しびる at 03:43| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | すきま あにめだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

すきま あにめだいすき 32

(しびる)>さあて 今夜はハルヒの放送日なんだけど それまでに
      今期新番組を片せるだけ片してしまおう コーヒーくれ
(のりこ)>あ おはようございます とにかく終了作品を決めてい
      かないと いくらRD3名体制だって追い付きません
(しびる)>3名な まあいいや 前回は じゃなくて前々回はどこ
      までやったっけかな 『SoulLink』か?
(のりこ)>コーヒーっす たしかそうです 継続1本審議扱いでし
      たけど その次は『彩雲国物語』ですね
(しびる)>時代物か チャンバラ+妖怪の黄金パターン こういう
      設定は守備範囲外だしな 全部確認しなくてもいいか
(のりこ)>キャラ造形はかわいらしいですけどね 美形男子が闊歩
      してなんとまあそれっぽい んじゃスルー指定で
(しびる)>だわな んじゃ次はなんだ?
(のりこ)>えーっと 時系列でなら『BLACK LAGOON』
(しびる)>またそれっぽいOPだな さてさて内容は
(のりこ)>バイオレンスですね 海賊もの なのかな 裏世界の便
      利屋さんってところでしょうか 独特の空気ですね
(しびる)>さてなあ 主人公の順応性が気味悪いな って この岡
      島ってのが主人公だろ バイオレンスは趣味じゃねーな
(のりこ)>拳銃の2刀流は意味ないって話ですよね ずっとこの調
      子なのかな さてどうします?
(しびる)>1本見ちまったからな まあこの騒動の顛末だけ確認し
      て 次回終了って感じにするか 1本経過観察扱い
(のりこ)>了解 んじゃ次は『姫様ご用心』ですね うわあ(笑)
(しびる)>トップ2のCFだなあ アレなCMばーっかり
(のりこ)>本編の話をしましょうよ(笑) 主人公が朝目覚める黄
      金のパターンですが いい感じの絵柄ですね ほわほわ
(しびる)>こゆのを見てるとキリない気もするけどなあ マペット
      ネタはもう食傷とは思わんか? パンツ見える系だし
(のりこ)>またその判断基準ですか たまのSDキャラがかわいい
      じゃないですか あらら 悪の組織ですよ 若本さんだ
(しびる)>今期やたら声あててるよな 若本氏 んじゃま経過観察
      扱いでいいや なんだかなあという感じはアレとして
(のりこ)>そゆことで って ぜんぜん減らないですけど んじゃ
      次は『蛙男劇場』 なんですかこれ?
(しびる)>FLASH作品なのか あ 鈴宮ハルヒの憂鬱が始まっ
      た やっぱ生視聴しなきゃなあ 原作買うかなあ
(のりこ)>そんなの読んでる時間あるんですか みくるちゃんミミ
      噛まれてますね 前回の引きはどうなってるんだろ あ
      たりまえのようにキャラが増えてますし いいのかな
(しびる)>いいんじゃねーの 1話飛んだような感じだけど 原作
      からいろいろチョイスって展開なんだろうさ
(のりこ)>まあそういや初回はいきなしビデオ作品でしたし うわ
      なんか異界のなにかが? でも不思議じゃない展開です
(しびる)>こういうエキスのみで生命が維持できるように我々のカ
      ラダは既に不可逆なところまで変化してしまってるんだ
(のりこ)>ダメですよねえ(笑) あ 次回予告で次回が前回の続
      きだってキョンくんが言ってますよ ややこしいですね
(しびる)>どうでもいいや さて 今夜の深夜アニメはこれで終了
      早く終わったから帰って寝るか ふわああ
(のりこ)>って(苦笑) まだ評価作業の続きですってば
(しびる)>もういいじゃん なんだっけ? 蛙男?
(のりこ)>どうします なんか奇作っぽいですけど こゆのは後に
      なって置いておけばよかったなってことになりませんか
(しびる)>ならないんじゃねーの 見ちゃ消しくらいにしておこう
(のりこ)>んじゃま見ちゃ消し指定で えーっと次は
(しびる)>もういいじゃん 今回は何本片した
(のりこ)>4本ですね 毎回きっちり4本片しますか
(しびる)>そういうことでいいや あしたも早いから帰って寝るわ
(のりこ)>ういっす んじゃお疲れさまです
posted by 篠原しびる at 02:26| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | すきま あにめだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

連作14 躍連作14 ないとめあ・ないと 7

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 種別 連作系第14期 躍連作14
 題名 『 ないとめあ・ないと 7 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月16日02時04分
 注釈 行頭スペース+30W
+++++++++++++++++++++++++++++++
SUBJ:【躍連作】14 ないとめあ・ないと 7

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #14(短編)
 


        『 ないとめあ・ないと 7 』


                        作:しびる






  小学校入学の年だったと思うから あたしが6歳の頃 それまで
 マンション暮らしだった我が家は この家に越してきたのだ もち
 ろん新築の一戸建て 現在は築10年 あたしは16歳になってし
 まった しかしたかが10年前なのに以前の暮らしは記憶にない
  この10年間で我が家は飛躍的にリッチになって 生活の底上げ
 が各種のイベントを極端に変化させた この部屋もそうだ 自分の
 好みで調度品を揃え 家電もブランドも欲しいだけ手に入れる 虚
 栄心からじゃなくて そんなのは空腹に対する食事のようなもの
  宇宙の真理はシンクロかコントラストか もうひとりのあたしが
 宇宙のどこかに存在するならば 今の暮らしの本当の意味が穿かれ
 るのに この状態はどちらだろうと 瞬間それだけを考えていた

 『ああっと 違ったときには間抜けなことになりそうだけど ここ
 は敢えて質問しようと思うのよね もしかして フィラなの』
  凄まじい量の記憶が頭の中で居場所を変化させている 夢を思い
 返す作業は日常のそれとは逆順である 鮮明に残っているのはリギ
 ダの形相 それと痛みに似た衝撃 考えると少し眩暈がする
 『リギダの波動だけでは無理だと思うわ もしかすれば転移マーカ
 ーが起動したのかも だとすれば厄介ね』
 『はああ やっぱりフィラか 起きたと思えば夢の続き 厄介より
 は面倒だよね 第2幕は我が家での騒動らしい なんだかねえ』
  右手を頭に伸ばす 既に慣れてしまった感触は カエル姫のフィ
 ランサス王女 非常に生々しい夢だ いつもこんな感じなのか
 『まだそんなことを まあいいわ それで納得するなら同じかもし
 れないわね ななよ もしかすれば誰かがこちらに来てるわよ』
 『誰かって さっきの話の人が誰か来てるわけ むうん 夢だから
 構わないんだろうけどさ あまり馴染まないよね ビデンスとか』
 『そんな問題じゃないわよ しかし そう ビデンス少尉の波動も
 感じるわね まず彼に会いましょう 対策はそれからね』
  設定が変化するのかと思いきや 第2幕にも豹頭ビデンスが登場
 するらしい こうなればリギダもやってきているのか もっと穏や
 かな夢は見れないのかと少しうんざりする 仕方ないけれど
 『夢だから眠くもないし ビデンスを探しに行くのも面白いかもね
 対策ってのはなにをするの 状況は自分で決めれないのかな』
 『夢じゃないから無理 状況は努力と知性で切り開くべきね 北西
 の方向に波動を感じるわ すぐに移動するわよ』
  頭の上でカエル姫がもぞもぞ 今になって気付いたけれど あた
 しはパジャマの上に薄いローブを着ている この世界でこの姿のま
 ま行動するのは如何程か フィラはカエルだから構わないだろうけ
 れど あたしはやはり周囲の目が気になるだろう
 『北西ね ま とにかくビデンスを探そうかねえ よいしょっと』
 『誰が転移してるかわからないのよ ランタルシアまでは転移して
 ないでしょうけど サンクレストが介入している可能性が大きいわ
 注意して掛からなきゃいけないわよ』
  フィラの口調から家臣命令モードの臭いがする あたしはフィラ
 に命令される立場じゃないから ベッドから降りてパジャマの下を
 脱ぐ 面倒だからパンツを履いて 上はそのままスタジャンを羽織
 る パジャマはかわいい柄だから少し見えるくらいは構わない
 『現実なら明日が大変だよね この調子で深夜徘徊なら 朝は絶対
 寝坊するよ ランタルシアって乗り物の名前だよね じゃ行こう』
 『ななよには危機感が足りない ローブも羽織っていきなさい 弱
 い波動くらいなら防いでくれるわ とにかく急ぎましょう』
  テレビを消してドアから廊下へ 時間は深夜の2時 もうパパも
 ママも熟睡している時間だ 金曜の夜なら出掛けることもあるけれ
 ど 今日は火曜日だから本当ならあたしも眠っている時間だ
 『やだよ 変な格好で外を歩けないもん 静かにしてくれないとパ
 パ達が起きちゃうからね フィラを乗せて歩くだけでも変なのに』
 『変じゃないでしょ 波動を感じる人間なら誰氏もが平伏すわ 高
 等世界の王女を頂いて歩くなんて あたしの国では7生の誉れよ』
  フィラは誇らしげに話しているが あたしはカエルを頭に乗せて
 なんともまぬけな姿である 我慢しているのを誉れと説明されても
 笑われるのはあたしである 面白くない夢だと思う
 『はいはい わかったから静かにしててね できれば頭じゃなくて
 肩の方に乗ってくれれば 誉れ度も上昇するんだけど』
 『ななよとは言葉が違うから 頭部以外では通じないわね 大丈夫
 よ この場所なら充分に見渡せるから』
  更に玄関から屋外へ 5月とは言っても深夜の風は肌寒い スタ
 ジャンを羽織ってきたのは正解だった 北西の方向なら公園の方だ
 あたしはポケットに手を突っ込んで歩き始める 住宅街は静寂に包
 まれていた 誰にも会わなければいいのだが
 『ねえフィラ 今回だけじゃなくてね 夢を見るごとにフィラに逢
 えれば楽しいのにね 面倒だけどフィラと喋るのも楽しいよ』
 『ななよは暢気でいいわね 覚えてないのよ かなり頻繁に逢って
 いるわ 夢じゃなくて その少し前に むっ! 誰かいるわ』
 『誰かって 職務質問されるような相手じゃなきゃいいけど あ』
  公園に向かって歩いていた 話している最中に頭上のカエル姫が
 さっと緊張する 慣れればフィラの感情まで頭皮で察知できるよう
 になる その時 数メートル前方の道路が歪み始めた
 『おう! あれは波動ってやつだよね 誰かが来るのかな リギダ
 だったら危ないよ あたしってば武器を持ってないもの』
 『いや リギダの波動じゃないわ! ななよ 逃げて!』

  こっちの世界の設定では 無敵のお姫様とて少し弱気だ どうし
 たものかと思っているうちに 道路の歪みが物質へと変化してゆく
 街灯に照らされたアスファルトの地面から 人の姿のようなものが
 音もなく現れる どうやらリギダでもビデンスでもないらしい
  それが何であるかわかった瞬間 あたし達の目の前に更なる人影
 が突如として現れた 黒いジャケットに黒いパンツ 黒い長髪を後
 ろで結わえ 背の高い男性が長剣を握って物体と対峙する 非常に
 美形な男性 その向こう側に存在しているのは目玉であった
  巨大な目玉が宙に浮いている なんともシュールな夢であろうか
 しかも美男子のオマケ付き ゴージャスなサービスである







             》 しびる 《
+++++++++++++++++++++++++++++++
(のりこ)>ないない7です 作中ではカリン界と呼ばれるななよち
      ゃんの普段暮らしている世界篇ですが
(しびる)>こっちはきっちり決め込んで進めてるからリズムがいい
      よな あいかわらずヘッダとフッタが肥大してるけど
(のりこ)>しびさんのクセですよね シリーズが回を重ねるごとに
      前振り後説が多くなるでしょ 作中でやればいいのに
(しびる)>ふむ その1本に片してしまいたいことがどんどん増え
      てくのな シリーズが間髪入れてないときって あれも
      これもってどんどこ湧いてきてるから
(のりこ)>これだけ毎日描いててそんなふうですか
(しびる)>そういう時期だったのかな いまじゃ考えられないよう
      な勢いだけど ところで タイムスタンプの歯抜けの部
      分は『中村』とかやってるはずだけど どの辺りだ?
(のりこ)>いきなし質問ですか ちょっと待ってくださいよ んー
      直近の1996年04月11日02時04分に『中村さ
      んちに遊びに行こう』がありますね サブタイトルは#
      192『おはよう その32』です
(しびる)>192本目か かなり調子よくやってた頃だな
(のりこ)>内容的には杉浦たもつくんがメインですね おそらく例
      の高分子吸収体の一件が落着して これから技研の方に
      向かおうかってことのちょい前ですか
(しびる)>杉浦たもつって よりこの旦那だっけ?
(のりこ)>そうですね 古文書のメンバーですし
(しびる)>中村の再構築作業も放置したままだなあ どうするかね
(のりこ)>まあいいじゃないですか 成り行き任せで
(しびる)>だわな
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連作14 躍連作13 プリティキューブ 4

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 種別 連作系第14期 躍連作13
 題名 『 プリティキューブ 4 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月15日00時38分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】13 プリティキューブ 4

 Sibi-Tem V.4.1  BVD V.2.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #13(短編)
 



         『 プリティキューブ 』


                        作:しびる


  act:04 ティーパーティー


  提示された契約は簡潔にして明瞭な内容であった まず第一に専
 属であること ギャラは月給制であること そして最後の項目が最
 も重要らしいのだが どんな仕事も文句を言わずに取り組むこと
  尾崎社長に連行された割烹料理屋で 稲垣ちさとは契約内容を説
 明された 契約もなにも 合格通知や先日の嘘番組の顛末について
 はなにも触れずに 尾崎社長は熱弁を振るっていた どうにもこの
 女性が相手だと自分のペースが掴めない ちさとは黙って聞いてい
 るしかなかった 変に発言するのは逆効果だと考えたからだ
  それにしても昼食に懐石料理のフルコース ちさとが今まで食べ
 た中では最も高価そうな昼食であった もしかすれば牽制の意味が
 込められていたのかもしれない その翌日のこと

 『こんにちわあ あのお 誰もいませんかあ』
  昨日は勢いで食事に誘われたが よく考えれば奢ってもらう理由
 もないわけで わりと律儀なちさとはオザキ事務所のドアの前にい
 た 時間は昼過ぎの午後3時 建物の猥雑な雰囲気には少し慣れた
 『あら ちさとさん 誰もいませんかあってのは 不思議な感性ね
 誰もいないと思うわよ まあ入りなさいな』
 『あ こんにちわ えっと確か前田さんの奥さん でしたよね』
  ドアを開けて首だけ突っ込む 背後から声を掛けたのは昨日出会
 った女性だ 無愛想な男性は前田君と呼ばれていた
 『奥さんじゃないわよ 一緒に暮らしているけれど 戸籍上では内
 縁の妻になるのかしら ま その辺はとにかく ささ』
 『誰もいらっしゃらないんですか その 社長さんにお話したいこ
 とが あるのですが それじゃあ前田さんじゃないんですよね』
  背中を押されてドアの内側へ あいかわらず雑然とした会社であ
 る 案内されたのは昨日の区画の向かい側 どうやらキッチンのよ
 うな体裁 中央にはテーブルセットが陣取っていた
 『名前ね 苗字は場合で使い分けてるから そうね はるかでいい
 わよ 役職は経理全般と調理と清掃 それとベース 大変だわ』
 『はるかさんは忙しいんですね ベースですか ベースってのは楽
 器のベースですよね どうも いつもすみません』
  ちさとはイスに座って周囲を見渡す 前田はるかは尾崎社長と同
 年代くらいに見える 電気ポットから湯を注ぎ ちさとの目の前に
 スッと湯呑みを押しやる そして自分も座って頬杖を突いた
 『そうよ 中学の頃からずーっとベーシストだもの ちさとさんの
 後ろになる予定ね だから仲良くしましょう 仲良しのしるしね』
 『その話ですよ なにか一方的に進んじゃって あたしってば現場
 の判断が苦手だから 少し困惑してるのが正直です』
 『ふうん 決めちゃったわけじゃないのね そうかあ』
  ふうんと顎を突きだし はるかはタバコを取りだした ちさとの
 後ろというのはバックバンドを意味するのか まだ何も決めていな
 い段階では これ以上の質問も薮蛇になりそうな予感がしていた
 『急な話ですから なんとも情報が少なくって 歌手にしてくださ
 るって聞かされてもですね あたしに演歌歌手なんて仕事が』
 『え あはははははははははのは それは社長さんが悪いわねえ』
  ちさとは真面目に話しているのに はるかはタバコをくわえて馬
 鹿笑いする 少しムッとして視線を移す ちさとの不機嫌を察知し
 たのか はるかは肩を窄めてタバコを揉み消した
 『あは ごめんなさい そうかあ聞いてないのよねえ 社長さんは
 あの通りワガママな人だから 自分の考えなんか説明しなくても世
 界中の人に通じてると思ってるのよね そうそう プリン食べる』
 『いえ結構です なにかその説明が足りないってのは 問題がある
 わけですか いやプリンはいりませんから あ どうも』
  イスに座ったままの姿勢で上半身だけ捻り はるかは脇の冷蔵庫
 からプッチンプリンを2個取りだした ちさとはそれ程食欲がある
 わけじゃなかったが 断ってもあまり意味はなかった
 『遠慮しないで食べてね どうせ貰い物だから 情報が足りないの
 はジャンルの部分よ ちさとさんは演歌歌手じゃなくて ウチのバ
 ンドのボーカルになってもらうの はい スプーン』
 『バンドですか でもよさこい北欧娘を歌わされましたよ あたし
 が考えるに あれが2次審査じゃないかと』
 『さてねえ 社長さんの考えることはよくわからないから でもあ
 たしの話は本当 前のボーカルが辞めちゃって困ってたんだもの』
  手渡された皿にプリンを落とす そしてスプーンですくって食べ
 る こんなに肝心な内容なのに 聞かされたのは午後のお茶会の最
 中だ ちさとの混乱の元凶は尾崎社長じゃないかと考えたりもする
 『まあどちらにしても その前段階ですよ ところで 誰も来られ
 ないのでしょうか こうしてプリンを頂いているのは嬉しいのです
 が 今日は月曜日ですよね 休みなのでしょうか』
 『まだ3時だもの こんな早い時間には誰も来やしないわよ』
  寸でのところで噛み合わない会話 プリンを食べながら夏休みの
 午後 ちさとは妙な非現実感に襲われていた なにが変なのだろう
 とぼんやり考える はるかはプリンを食べ終えて 再びタバコを吸
 い始める はるかの周囲には尾崎社長と正反対の時間が流れている
 『意気込んで来たんですよ はるかさんに愚痴るわけじゃないです
 けど よくわからないんです どうしたものでしょうね』
 『構わないんじゃないかしら ちさとさんは高校生でしょ 生活が
 掛かってるわけじゃないわけだし とりあえず会社に遊びに来るっ
 てところで話をまとめれば 社長さんに話してあげようか』
 『お会いできるなら 自分で直接話してみます』
  そこまで話して気が付いた ふたりがいるのは民家のキッチンの
 ような空間 しかしこの場所は有限会社オザキ音楽事務所のオフィ
 スの一部である 非現実感の原因は意気込みと状況のギャップ
 『そうね その方がいいかもね あの人は他人の話って聞かないか
 ら 強い意志で臨むことね 今日は夜まで来ないだろうけど』
 『家族に話してませんから夜までは待てません 夏休みですから明
 日もまた来ます それじゃあ今日は帰ります』
  ちさとは座ったまま頭を下げる 今日は平日だから社員さんが勢
 揃いでと考えていたらしいが こんな様子では仕方もない 早々に
 退散する方が賢明と判断 はるかも引き止めるつもりはないようだ
 『明日は午前中からみんないるんじゃないかしら 火曜日は定例会
 議がある日だもの 社長さんも来るんじゃないかな』
 『なら午前中に伺います みなさんに宜しく それでは』

  あまり有益な情報も得られず ちさとは抹茶とプリンを胃袋に入
 れただけで 今日の会社訪問は終了してしまった 特に入社を熱望
 しているわけでもなく タレント契約の話も非常に曖昧な状態であ
 る ただ話を聞きたいだけなのに スッキリと事が展開しない
  ちさとは再度頭を下げて部屋を後にした とにかく明日も来てみ
 よう そんなふうに考えながらエレベーターのボタンを押した







             》 しびる 《
+++++++++++++++++++++++++++++++
(のりこ)>あららん? パス指定じゃなかったんですか?
(しびる)>いや あんまし謎の作品ぽく扱うのも逆にアレかもなと
      か思うんで 途中の無難そうなのを1本開示してみた
(のりこ)>はあ 全編無難そうな作品ですけどね
(しびる)>まあそう言われればそうなんだけど ネタは詰め切れて
      ないし とにかく事前の準備をまったくしないで始めち
      ゃってるから 恥ずかしくって見せられたもんじゃない
(のりこ)>ふうむ しびさんのそう考えるポイントがよくわからな
      いですけどね 公開するのはこの1本だけですか?
(しびる)>そのつもり あと何本あるのか覚えてないけど
(のりこ)>まあお好きなように しびさんの作品ですから
(しびる)>そりゃ好きにするって
posted by 篠原しびる at 02:30| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作12 うさぎの爛熟たまご

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 種別 連作系第14期 躍連作12
 題名 『 うさぎの爛熟たまご 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月10日15時01分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】12 うさぎの爛熟たまご

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #12(短編)
 


         『 うさぎの爛熟たまご 』


                        作:しびる






  入学式も卒業式も 全校集会だって自治会役員選挙だって この
 学校ってば全校集会ってものは存在しない 体育館は新旧2館が建
 設されているし それ以外にも大教室なんてのが100人規模で聳
 えている キャパは充分なのに全校では集まらない
  普段はどうしているかといえば校内放送だ 教室各々にはモニタ
 ーが設置されていて 必要なことや必要でないことも随時校内放送
 で告知される 詳しくは知らないが 放送委員会には各組織から独
 立した自治権があるらしく 放送内容は放送委員の独自プログラム
 によって構成されているらしい
  そんな理由もあって 学長なんてのはモニターでしか顔を見たこ
 とがない ウワサでは校外からVTRが届いているらしいが もし
 かしたら最初から存在していないマペット人形だったりして それ
 は冗談だけど こうなればどちらでも同じだ

 『C種登録が認められれば 校内放送にデビューする資格が与えら
 れます 一気に知名度をアップするチャンスではないでしょうか』
 『はあ それはそれで構わないと思うよ なんか関連性が頭の中で
 ごちゃごちゃしてるけどね 頑張るのは応援するよ』
  放課後に拉致された この2日間はどうにか脱出できていたのに
 今日は午前中から監視の目が光っていた 休み時間になると廊下に
 白鳥ありさちゃんが潜んでいる 悪い予感はしていたのだ
 『舞台監督も喜ぶでしょう まみこ総裁に閲覧していただくために
 血の滲むようなレッスンを続けて参りました あ 副総裁』
 『今日は捕獲できたようね 客席の照明は落とさないようにしなさ
 い 総裁はお疲れなのよ 最後まで見ていただきたいのなら退屈さ
 せない演技を努力するように 舞台監督はどこ』
 『かなちゃんってば あたしなんかバカ殿様扱いだもんな 見てる
 最中に寝たりしないよ 逃げたりもしないしね』
  大教室は別館の南側に建設されている ざっと見渡せば100人
 以上は座席がありそうだ 学年の合同授業や学園祭の文科系発表な
 どに利用される建物 全面の舞台を中心に扇状に観客席
 『そうもいかないわよ まみこってば寝ちゃうもの 宮内さん 舞
 台監督はどこかしら 総裁に挨拶させなきゃいけないわ』
 『はい すぐに参上させます 白鳥さん 呼んできて』
 『わっかりましたあ 確かブースの方にいたと思いますよ』
  ありさちゃんは上機嫌だ 今日は泣くような理由もないらしいか
 ら それだけ少しは気が楽である ぷりぷりした女の子に泣かれる
 と対処に困るし非常に迷惑でもある 舞台の上には数名の女の子達
 が作業しているが よもやみんな泣き上戸でもあるまい
 『さて 待ち時間に定例会議を片しちゃいましょうか 宮内さん』
 『先日の校内写真週刊誌についてですが 記者の所属団体が判明い
 たしました それと同時に出版委員会に対して正式な抗議文を送付
 いたしました 次号にて謝罪文が掲載される手筈です』
 『いやいや 前回のは嘘じゃないからねえ 事を荒立てる方が問題
 なんじゃないかな あたしは別に構わないけどさ』
  ありさちゃんは中央通路を走って舞台脇へ その間に定例と化し
 てしまったRRT幹部会議が始まった いつの間に定例だろう
  内容は先日配布された校内写真週刊誌についてだ 欠伸している
 ところを写真に撮られたと思ったら あんな使われかたをするとは
 迂濶であった 巻頭から5頁目 見開きで間抜け顔だもの
 『記事を読んでないの 新興団体陰の総裁は重役出勤 その乱れた
 私生活の驚愕的内容 これは明らかにRRT潰しよ 匿名で目隠し
 だろうと 断じて許すわけにはいかないわ』
 『そうです まみこ総裁 私や副総裁まで同性愛者だとして侮辱さ
 れています 編集用システムを破壊してやろうかとも考えました』
 『あの雑誌は俗物だからねえ 信じてる人なんかいないよ 怒れば
 向こうの思うツボじゃないかな どんなツボだか知らないけどさ』
  写真週刊誌は毎週火曜日の発売 校内で商売は御法度だから料金
 はカンパの形を取ってはいる 他にも毎日発売される新聞や 不定
 期に刊行される雑誌の類 委員会所属じゃないものはサークルの出
 版物だ そんなのは購買部で山のように並べられている
 『出版委員会には 文芸系のサークルが多数委員を派遣しています
 あそこを叩いておけば他に対する牽制の意味があります 総裁 最
 初が肝心ですよ 副総裁 どうやらシュミ研の第3部隊が関与して
 いるらしいです いかが致しましょう』
 『そうね シュミレーション研究会の雑誌 ゲーム大魔王にもRR
 Tに関する記事が掲載されていたわ 要注意ね 宮内さん』
  かなちゃんとゆうきちゃんはしかめっ面で話しているが かなち
 ゃんの考えなら手に取るように理解できる こんな状況でも楽しん
 でいるに違いない この表情は非常に楽しいときのものだ
 『どうもお まみこ総裁に副総裁 レッドリボンの舞台監督をして
 おります野田です 総裁自ら御越し頂けるとは なんとも光栄でご
 ざいますわ 開演まで5分少々です』
 『ふむ 頑張りなさい まみこ この娘が監督の野田ひさよちゃん
 ちゃんと挨拶しなさいね 現場を仕切ってくれてるんだから』
 『はいはい ご苦労さんだねえ もしかしてひさよちゃんも出演す
 るのかな どんな舞台になるのか想像がつくよ』
  定例会議の最中から気になっていたのだが 中央通路を歩いてく
 るピンクのウサギ いや本物のウサギじゃなくて ピンク色のウサ
 ギスーツに全身を包んだ女の子 もしやと思えば監督ではないか
 『これですか あはははは 舞台演出は肉体労働ですから 作業着
 ですよ お気に召されたのなら総裁の分も用意しましょうか きっ
 とお似合いだと思いますねえ 黄色や黒のもあります』
 『せっかくだから まみこ 着せてもらえばいいじゃない あはは
 黒色がいいんじゃない 保護色になって発見されにくいわよ』
 『真面目なんだか不真面目なんだか いいや なんでも』

  どんどん構成員が登場するけれど みんな変な女の子ばかりであ
 る 真面目なのはあたしだけかもしれない 凄く困ったもんだと思
 うばかりだ 時機を見て真剣に逃亡を考えるべきだろう
  脱力感に身動きがとれないところに 向こうからありさちゃんが
 ウサギスーツを持って歩いてくる もうなんでもしてくれ 着ろと
 言うなら着てやろうじゃないか その代わり全員がウサギじゃない
 とダメだ こうなれば権力を振りかざしてやろうじゃないか







             》 しびる 《
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(のりこ)>RRTですが そろそろ加速が付いてきましたねえ
(しびる)>だわな この話が分岐点だったかな こっから先はキャ
      ラ増殖の連鎖がとまらなくなって 再三の収束会議も統
      括会議も無効に終わって どうしようもなくなって放り
      投げて放置プレイ ダメ展開の見本のようなシリーズか
(のりこ)>そう言っちゃうとミもフタもないですけどね
(しびる)>だってさあ わりと気に入って描き始めたはいいけどさ
      縛りを入れないで展開したもんだからボロボロ
(のりこ)>まあそういう気味はありますね 女の子達がわいわいや
      ってるのは楽しくていいですけど この先どうするんだ
      ろうって風呂敷ばかり拡げちゃってますし
(しびる)>いつか てきとうなところでケリつけなきゃいかんかね
(のりこ)>そんな気ないでしょ?(笑)
(しびる)>うん まったくない(笑)
posted by 篠原しびる at 02:28| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

すきま あにめだいすき 31

(しびる)>ういーっす それがさ ちゃんと落ち着いて時間を取っ
      てきちんと見ようと思ってたんだけど さっき『涼宮ハ
      ルヒの憂鬱』を3話一気視聴した 眠いのに
(のりこ)>ってのは一緒に見てましたから誰に話しておられるのや
      らってのはこの際横に置いといて おもしろいですね
(しびる)>いいな 今期の新作をまだ3割もチェックしてないけど
      おそらくダントツトップだな さてどうしよう
(のりこ)>ライノベ原作ですね どうするってことなら買いますか
(しびる)>それも仕方ないなあ コミックス化されてないのかよ?
      このバカみたいに忙しいのにライノベ読んでるヒマない
      しなあ ビデオの再視聴にはいるとおそらくあしたの午
      後には死んじゃうし 寝るしかないのか? なのか?
(のりこ)>睡眠時間短いなら寝てください ムチャしちゃダメです
(しびる)>でもよう この興奮をどうすりゃいいんだ? きのう3
      時間しか寝てないしあすもこの先27時35分に起床だ
      ぜ もう1回見たい こんなの話してる場合じゃねー
(のりこ)>なら見ればいいのに なんだかなあ
(しびる)>いやでもほらこの興奮をブログにして世界配信しておか
      ないと とにかくあの1話はどうよ
(のりこ)>素人ビデオ作品はいろいろタイヘンですからねえ
(しびる)>いい歳して夜中にアニメ見て大騒ぎするのもどうかとは
      思うんだけど またここにもハチマキ女かよ とか言っ
      ておこうかな というわけで帰って寝る んじゃまた
(のりこ)>なにしてますかねえ(笑) ちゃんと社会人してますか
(しびる)>たまに怪しいかもしんない(笑)
(のりこ)>んじゃおやすみなさい
(しびる)>うい
posted by 篠原しびる at 23:18| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | すきま あにめだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月20日

連作14 躍連作11 逢魔が時

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 種別 連作系第14期 躍連作11
 題名 『 逢魔が時 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月10日11時12分
 注釈 行頭スペース+30W
+++++++++++++++++++++++++++++++
SUBJ:【躍連作】11 逢魔が時

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #11(短編)
 


           『 逢魔が時 』


                        作:しびる






  空は青く雲もなく まるで切り絵のように樹木は黒々と風にそよ
 ぐ 直射日光は既に建物の陰に沈んでしまい マグリットの描く街
 角を彷彿させるのは 白々しい対比の構図のためだろう 逢魔が時
 には1時間程度 昼過ぎと夕暮れの境界線
  午後5時の公園 先程まで遊んでいた子供達が姿を消す どこか
 らか時期外れの蝉の声 静かな喧噪が残像のように響く この空間
 だけ時間が死んでしまったのか 妙に現実味のない光景が存在する

 『早いですね 約束の時間までには15分ほどあります』
 『午後から用事もなかったのです 待ち飽きたわけでもないです』
  フェンス脇のベンチに座る 陽差しを避けて木陰に陣取ったのだ
 が 今となっては最も寂しげな部分 振り返って迎えれば長身の男
 性 サングラスに青空と木の葉が揺れている
 『それならば宜しいのですが さて 気持ちの良い天気ですね』
 『ええ とても静かで 雨期になるまでの束の間の晴天 毎日がこ
 のような調子ならばと そんなふうに考えていました』 
 『同感です 5月に勝る気候はないでしょう 今日は頓に』
  仕立ての良い黒いスーツ タイも靴も黒で揃え ほのかに漂う香
 りは南欧の香水か 若しくは密教系で多用する香木の類 どこかで
 嗅いだことがある 男性は隣りに腰を下ろす 
 『用意してきました 実は数日前から緊張してしまって いまも心
 臓がドキドキしています 拝見できますでしょうか』
 『それはもう 当方もビジネスですから しかし少々お待ち願えま
 すか 5時20分に設定しておりますので そうですね5分少々』
  少し上気した頬に涼しい風が吹き抜ける 風に混じるのは赤子の
 泣き声 ふと不思議な考えにとらわれる
 『この公園 公共に供されるのならばと考えました 毎日とはいき
 ませんが たまにはこうして訪れているのです』
 『そのようですね 調査した者より報告を受けております 用途の
 指定は唯一の対抗策だと思われます このポイントを選ばれた理由
 ですか 心中は御察しします 酷い事故でした』
  どのような手段を用いるのか どちらにしても調べたのなら 事
 の詳細については今更語るまでもない 人けのない公園はひっそり
 と何事もなく 今となっては誰も知る者もない過去の現象
 『ふふ それもどうでしょう どんなことも長く考え続けていると
 心地良い方向へと自然に螺子曲がるものです もう悲しんではおり
 ません それだけでは暮らせませんから』
 『それでも陽は昇る ですか 長閑な光景からは想像できない事実
 です 少し風がでてきましたね そろそろ時間です』
  男性は黒のアタッシュケースを開く 中から取りだしたのは書類
 の束 文頭に龍を象った紋章が記されている 双頭の龍が捻れなが
 ら虚空を目指すデザイン それは雑誌の広告で発見したものと同じ
 『こちらにサインを 記名と同時にすべての保安契約が締結されま
 す 内容は事前にお知らせしたとおりです いかなる偶発的事故も
 当社は責を負いません あ 失礼いたしました』
 『いえ それで結構です 配慮していただく必要はありません』
  偶発事故の上塗り 繰り言に傷付くほどには最近のことではない
 生々しく回顧できるとしても それは度合いの問題であって感傷的
 な部分では次元が違う どちらにしても致し方のない部類だ
 『危険なことはなされないと思いますが 事前の通告は義務となっ
 ておりますので 発現中の空間には侵入なさいませんように たま
 におられるのですが 理論的には現存する空間です』
 『ええ 納得しております』
  書類にサインをして男性に手渡す この公園は10年前までは個
 人の所有物であった土地に造成されている 詳しくは理解できない
 のだが 大規模な建造物は構築できないらしい だから公園 過去
 の惨事など嘘のように子供達が遊ぶ空間
 『午後5時20分から2分間 正確な日時は当社が調査いたしまし
 た リビングのみをご希望と伺っております 宜しいでしょうか』
 『それで結構です 3人はリビングにおりました 5分前までは私
 もおりましたから 買い物に出掛けた瞬間でした』
  公園の中央に靄のような歪みが発生する 確かにあの場所はリビ
 ングのあった部分 今座っているのは玄関の前にあたる あの瞬間
 と同じ場所 同じ経験を繰り返すことになる
 『そろそろ固定されると思います 人影が3人 御主人と長男様と
 長女様 それ以外の方は在宅されておりませんでしたね』
 『家族は4人でした 今となっては私だけですが』
  靄が実像へと凝固してゆく 公園の地面から1メートル程度の高
 さにドールハウスの断面のような光景 ソファーがありテレビがあ
 り 微笑んでいるのは記憶のままの家族たち あの瞬間が10年間
 も遜色せずに繰り広げられる 出掛けなければあの場所にいたのだ
 『指定時刻の1分前です 蛍光灯が変色して見えるのは 異相機構
 の照準が定められたためです 御主人が上を見ておられますね こ
 の時点に発見できれば いえ 出過ぎたお話でした』
 『私も気付いておりました キッチンの電気製品が妙な音を発して
 おりましたから しかしまさか あのようなことの前兆だとは』
  テレビの画面にノイズが走る 音は聞こえないが雑音が混じって
 いるだろう 室内の明りは緑色に変化している 子供達の不安そう
 な表情に胸が締めつけられる あの場所にいられるならば子供達を
 抱き締めてやれたものを
 『そろそろ異相が開始される時間です 繰り返しますが』
 『大丈夫です ここから拝見しておりますから ええ大丈夫です』
  動悸が激しくなる 周囲には夜の予感が迫っているのに 切り取
 られた空間だけは不気味に緑色を発して別世界を構築している 時
 間はようやく黄昏時 逢魔が時とは誰の解釈か
  リビングの3人は恐怖の形相だ おそらくは大きな声で叫んでい
 るのだろう 娘の唇から発せられているのは単調な2音 父親に抱
 かれて涙を流す息子 絶望感が場を支配している
 『時間です 最後まで御覧になるのは如何程のものかと推測します
 が 正視できない惨状になると』
 『構いません それが望みですから せめて記憶に留めておかなけ
 れば 私が見ておかなければ 最後までお願い致します』
  緑色から黄色へ もはや蛍光灯の明りではなく 室内全体がどこ
 からともなく輝いている 娘はぐったりとソファーに倒れ 夫と息
 子は抱き合ったまま硬直している 3人とも既に息絶えているのか
 息子の顔面がドロリと歪む そしてその首が床に転がった
  室内すべてのものが飴細工のように輪郭を失ってゆく 玄関から
 外に飛びだし驚愕していた頃には 残された3人はこの惨状にいた
 のだ 10年間確認できなかった現場
 『異相終了まで15秒です 爆縮の瞬間には閃光を放ちます 視神
 経を傷つけられる可能性がありますので』
 『存じております 私も見ておりましたから』
  まるで蒸発するかのように 3人の体が拡散してゆく 夫の表情
 がぎこちなく歪み こちらに向かって微笑んでいるかのように見え
 た 意識などあるはずもないのに その瞬間 すべてのものが一点
 に縮まり閃光を放った そして公園に夕暮れが訪れる
  家族4人で暮らしていた家 ひとり玄関から脱出して凝視してい
 た目前で 我が家は歪み虚空へと消えた 音もなく衝撃も残さず
 『瘴界は不規則に出現します どちらにしても同じことだと説明す
 れば失礼でしょうか 今回の費用の85%は政府にて負担されます
 それではこれで お気を落とされぬよう』
 『ありがとうございました ええ 大丈夫ですから』

  男性は頭を下げて立ち去った 異世界からの侵入者を阻むためだ
 ろうが 理由などとにかく3人は虚空へと消えた その跡地に公園
 が広がる 事の詳細は公にされることなく消え去った
  どこかとなく夕餉の香り 不意の風に団欒のざわめきが混じって
 流れてくる この場所にも展開されるはずだった気配 ただぼんや
 りと眺めて座る 夜には少し冷え込みそうだ






             》 しびる 《
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(のりこ)>久しぶりに異界ものですね いや『ないない』とかは別
      物としてですけど たまにきっちりした異界もので
(しびる)>こゆのが基本的に好きなんだけど あんましやるとよく
      ないから たまにな これはちょっとアレすぎるけど
(のりこ)>アレですか ふむ さて内容ですけど なんですかこれ
(しびる)>なにって 描いてあるとおりじゃん?
(のりこ)>そうなんでしょうけど なんかあまりにもとりとめがな
      いというか 荒唐無稽というか どうなんでしょ
(しびる)>そうか? アレってのは きっちり作り込みすぎておも
      しろくないなあってことなんだけど こゆのはもうちょ
      い破綻してたほうがおもしろいんだけどな
(のりこ)>作り込むって そうですか?
(しびる)>原因も謎がないし 経過も結果も どこをとっても謎が
      ないじゃん あーそうですかそれじゃ終了でって感じ
(のりこ)>わけわかんないことだらけじゃないですか
(しびる)>ふうん
posted by 篠原しびる at 23:24| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作10 許諾条件

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 種別 連作系第14期 躍連作10
 題名 『 許諾条件 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月08日00時36分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】10 許諾条件

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #10(短編)
 


           『 許諾条件 』


                        作:しびる






  自分の弱さを思い知った どんな事態にも冷静さを保ち 客観性
 を失わずに行動する それがこの為体 完全に打ちのめされてしま
 った 頭の中で誰かの笑い声がする 嘲笑だ
  冷酷なまでの排他主義が 実は優しさの根源だろうと考えていた
 のに すべてを突き放した世界の果てに 自分をも救ってくれる救
 済の女神が微笑んでいると思っていたのに そこにいたのは自分を
 嘲り笑う自分の分身 自分すら許せない黒いかたまり
  自分を責め立てるのは自分だ 心の中の格闘は 解決の方策を中
 和しながら拡大してゆく 涙すら流れなかった

 『おーい 生きてるか みんな心配してるぞ 返事くらいしろ』
  膝を抱えてぼんやりしていた 時間の感覚は妙な具合に捩曲げら
 れて なにを考えていたのかも忘れてしまっていた
 『死んじゃってるんじゃないだろうな おーい 管理人から鍵を預
 かってるからな 10秒後に強行突破するぞ いいのか』
  気が付くとドアの向こうから声が聞こえていた 誰の声かは一瞬
 に確認できた ただ状況に現実味が薄かった
 『本当に死んでるんじゃないだろうな 開けるからな 開けるぞ』
 『ああ 黒崎君 どうしたの こんな時間に』
  ゆっくりと立ち上がってドアへ向かう ふらつきながらドアノブ
 を握り ドアを開く動作は同じタイミングだった
 『どうしたってなあ それはこっちの台詞だろうが とにかく中へ
 入れろ これは社長直々の業務命令だぞ 生きてるようだな』
 『そんなに簡単に死なないわよ 立ち話もなんだから 中へ入れば
 少し散らかってるけれど 死ぬほど悪い環境じゃないわよ ほら』
  マンションの廊下には馴染みの顔があった 会社の同僚の黒崎君
 こんな時間にとは言ったが どんな時間なのか咄嗟には確認できな
 かった 散らかっているのは本当だ 数日間は掃除もしていない
 『お前さあ 顔色が悪いぞ 病気は口実だろうと思ってたがな も
 しかして本当に体調が悪いのか なら病院に行けよ これ土産だ』
 『なんともない 寝たり食べたりしてないから こんな場合はお土
 産じゃなくて差入れじゃないのかな べつにいいけど』
  黒崎君はあたしの返事も聞かずにリビングへ テーブルの前に座
 ってコンビニ袋を振っている 透けて見えるのは缶ビールのようだ
 『体調が悪いって電話したきりでさ 聞けばトラブルがあったらし
 じゃないか 社長も女将さんも心配してるぞ どうしたんだ』
 『うん 明日には出社するから 全然大丈夫 少し風邪気味だった
 からね 黒崎君にも心配を掛けたわね ごめんなさい』
  あたしも座って頭を下げる その拍子に少し眩暈がする 表面上
 は説明したとおり 詳しい話をしたところで始まらない
 『謝らなくてもいいがな ふん さいかは本当のことを話さない奴
 だからな 大丈夫ならそれでいいが 悩みがあるなら話してみろ』
 『なにも悩んでないもの 黒崎君は心配しすぎだよ あたしはそん
 なに弱い人間じゃないから 凄くしぶといのよ こう見えても』
 『バカ言うんじゃない 付き合って何年になると思ってるんだ』
  無理して微笑んで 黒崎君の言葉に絶句する いろんな真意が重
 複して どんなふうに解釈するのが妥当なのか 知り合ってからは
 5年ほどになるが べつに交際していたわけではない むしろ方便
 『さいかは弱い女だぞ 俺なんかお見通しだな さいかも飲むか』
 『グラスを持ってくるね なにも知らないくせに 勝手な解釈をさ
 れると凄く迷惑 あたしは強い女なんだからね』
  本社醸造所を兼ねた社長宅に下宿して数年 今は少し離れたマン
 ションに暮らしている 家族からの自立 更には伯父と伯母である
 社長夫婦からの自立 これでようやくあたしは完全に自立したこと
 になる 孤独は強さの象徴 馴れ合いでは強くなれない
 『女将さんは気にしてないらしいぞ その辺のところを説明してく
 るように命令されてきたが さいかはバカじゃないから繰り言は不
 要だな 強いのなら子供みたいなことはするな』
 『あたしの健康に乾杯かな 黒崎君には理解できない次元の話 知
 ったかぶりして説教なんか聞きたくない ほら 乾杯』
 『意地っ張りはかわいらしいが 社会人としては失格だぜ 閉じ篭
 もって悩む振りか それはあれだ 逃避って言うんだ』
  黒崎君はどこまで知っているのか 配慮が裏目の些細な衝突 あ
 たしの独断専行で火の粉をかぶったのは女将さんだ 謝る前に許さ
 れてしまうと あたしの思考は無限ルーチンに迷い込む 原因も結
 果も対策も結末も すべてを熟知して二の足を踏んだ
 『逃げてなんか そう 逃げてるのかもしれない でもね あたし
 は強いからすぐに立ち直るんだ 明日には笑って出社するから』
 『あのなあ 逃避しないってのは対決するって意味じゃないぞ も
 っと弱いところを見せてもいいからさ さいかは本心を話さないだ
 ろ 理詰め以外の会話もあるぞ そこのところを勘違いしてる』
 『そんな説教はね 聞かなくてもわかってるもん』
  どんどんビールをがぶ飲みする アルコールには弱くないけれど
 空腹も手伝ってすぐにクラクラする 黒崎君の口調もどんどんくど
 くなる なにか急に悲しくなる どうも変な気分だ
 『無理ばっかりだ さいかのやっていることは全部本心じゃないな
 こんなふうになりたいって理想を作って その型に自分を押し込ん
 で無理してるんだ どうして そのままのさいかじゃダメなんだ』
 『なにも知らないくせにさ あたしはもっと強くならなきゃいけな
 いんだもん 凄く弱いから あたしってば凄く弱いから』
  自分でも論理の破綻は理解している さっき話していたことと矛
 盾ばかりだ 静かに話す黒崎君の声を聞いていると 筋を通すこと
 よりも もっと説明したいことが頭に浮かぶ この感覚はなんだ
 『少し素直だな さいかが強くなりたいなら その弱いって部分か
 ら始めなきゃな 自分を許せなければ誰も許せないぞ』
 『うん きっとそうだと思う なんだか その ごめんなさい』
  黒崎君の笑顔を見ていると 自分のすべてを見透かされているよ
 うな気がしてくる そうなればどんな抵抗も無意味だと思う こち
 らの手の内は全部開示されているのだから 素直以外に方策はない
 『謝らなくてもいいって言っただろうに そんなところが子供なん
 だ なんなら大人にしてやろうか わははは 冗談だぜ』
 『ふうん そんな野望を抱いていたのかあ 気を付けなきゃ』

  少し酔ったみたいで 話しているのに眠くなってきた あたしっ
 てばバカみたいに笑って 黒崎君はいつも通りバカみたいに笑って
 いる なにか凄く気分が良くて こんな感じは悪くないと思った
  どうしてあたしのことが全部わかるのって 聞いてみようかと思
 って辞めにした だって答えなんか聞かなくてもわかっているもの
 あたしもバカじゃないから バカかもしれないけど







             》 しびる 《
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(のりこ)>もでらーとシリーズです さて 黒崎くんが詰めの作業
      ですね こういうエピソードでやりますか やっぱし
(しびる)>いろいろやりようはあったと思うけど これ以外で考え
      たのはさいかの病気ネタで プチ発作の看病を黒崎にさ
      せようかとか でも病気ネタはもうちょい先かなとか
(のりこ)>ちょっと掛かってますよね 病気ってほどじゃないです
      けど 黒崎くんは見舞いともとれる訪問ですし
(しびる)>なんとなくテイストはね やっぱしさいかは精神攻撃で
      いかなきゃ そこをぐるんぐるんと搦め手で
(のりこ)>よくわからない表現ですけど(笑) でも結局なにがあ
      ったんでしょうね 会社で女将さんと
(しびる)>さあなあ 当事者じゃねーし知らないや
(のりこ)>知らないって そゆのは決めてないんですか?
(しびる)>だってどうでもいいじゃん? なんかあたってことさえ
      決まってれば つまりここで読者の視点は黒崎だろ
(のりこ)>んー 1人称はさいかちゃんですけど そういやそうで
      すね あーそうかなるほど 1人称が必ずしも読者さん
      の視点とは限らないんだ そゆの気付きませんでした
(しびる)>素人みたいなこと言うなよ 事務所がバカにされるだろ
(のりこ)>すみません なんで謝らなきゃいけないのか知りません
      けど とにかく謝っておきます
(しびる)>ダメなやつだなあ
posted by 篠原しびる at 23:22| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作09 ないとめあ・ないと 6

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 種別 連作系第14期 躍連作09
 題名 『 ないとめあ・ないと 6 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月06日01時03分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】09 ないとめあ・ないと 6

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #09(短編)
 


        『 ないとめあ・ないと 6 』


                        作:しびる






  距離感が掴めない そもそも自分が乗っている乗り物からして巨
 大だから 青空を背景に浮かぶ魚城の大きさなんて想像模できない
 くらい凄いのだろう それに今の視界はどうにも変だし 夢の中な
 んてのは 常識で測れる類の世界じゃないとは思うけれど
  加えてこの浮揚感 鳥のような獣のような巨大な乗り物を自分の
 意思で動かしている 浮かんでいるのが意思なら 意識を失えば落
 下するのか 水泳の場合はどちらだっただろう 心許無いと表現す
 れば適切すぎで笑ってしまうぐらいの状況が展開している

 『パルメルシアの波動を譲渡せよ リギダ 私の名前に契約を結ん
 でもらう 反古にすれば樹海の虫となろう』
 『冗談ですわよ 姫姉様 信頼していただけないとは このリギダ
 不徳の致すところでございますわ ビデンス 後衛に就け』
  視界右下のリギダが目を細める それに重なるように文字のよう
 な記号が赤色に輝く これは話題の朱印だろうか どちらにしても
 無意味な緊張状態 リギダは従姉妹で共通の敵が目前にいるのに
 『はっ リギダ様 パルメルシアの制御を御回しくださいませ』
 『そんなことでもめてないでさ フィラ 早くしないと城の人達が
 危ないんじゃないの 凄んだってダメだと思うな このリギダって
 彼女を信用するしかないじゃない あたしも不安だけど』
  とにかく事態を解決する前段階では リギダの手助けが必要な様
 子である ビデンスの乗り物がリギダの乗り物の背後に回り その
 間にも魚城の崩壊は続いている まどろっこしさにどうにかならな
 いものかと考えた瞬間 異変が起こった
 『そうは言ってもね ななよ 反魂波動の最中には一瞬だけ無防備
 状態になるのよ リギダなんかを信用するなんて あ いかん!』
 『おやまあ 姫姉様 契約を締結する時間はございませんようでし
 てよ このまま放置されるは姫姉様の御失策 さあて おほほほ』
 『姫様 揚陸挺部分が崩壊いたします 国王陛下より 急ぎ御帰城
 されたしとの入電でございますが いかが致しましょうか』
  それまで比較的小さなかたまりで崩れていた魚城が 離れたあた
 しの肌をもチキンにしてしまうような 嫌な感覚を振りまきながら
 大きく崩壊する 魚で表現すればムナビレが落ちたくらいの規模
 『む 方策なしか すぐに朱印を解く リギダ きゃつの中枢の時
 間軸を静止させよ 静止2秒後に反魂を行う ぬかるな』
 『それが最良の策と御見受けいたしますわ ふんぬ! 私めの手に
 掛かれば造作もないこと ぬああああああ! おほほほほ』
  なにが起こったのか リギダの乗り物が両手を揃え印を結ぶ そ
 れと同時に乗り物自体が金色に輝く あたし達の搭乗するロドなん
 とかと同じ色だ そして魚城の崩壊が静止した まさに静止してい
 る 落下物までもが空中に浮かんでいるのだ
 『うむ 7界の盟主たるフィランサス帝国の王女の名に於て 輪廻
 の流れより逸脱せん魂を蘇らさん 骸は塵芥に 魂は淀みたる生命
 の源へ ななよ 中心に向かって両手を伸ばして』
 『なんかわからないけれど わかった! こんな感じかな あ』
  フィラの魔法は大仰だ それでもそれなりの効果は現れた あた
 しが手を伸ばすのに合わせて乗り物の手も伸びる するとその手か
 ら閃光が放たれた 閃光はそのまま崩壊の中心に向かって延びる
 『これで大丈夫 1期に戻って輪廻をやり直せばいいわ おそらく
 は微生物 良くても虫に転生しているでしょうね』
 『うん 収まったみたいだね お城の人を殺さずに解決できて良か
 ったじゃない フィラはすぐに乱暴なことを言うからさ』
 『おほほほ 収まったとお思いなのかしら 姫姉様 朱印を解かれ
 たパルメルシア 好機到来とはこのこと 覚悟はよろしいかしら』
 『リギダ様! これ以上の御戯れは 冗談と言えども こ』
  リギダはニヤリと笑って視線を移した その瞬間にビデンスの画
 面が消えた ビデンスの乗り物がゆっくりと降下を始めた 頭の上
 のカエル姫がモゾモゾ動いている 予想どおりのリギダの反応
 『あーあ やっぱりダメか どうすんの フィラ』
 『強制排除するしか方法はないでしょうね どちらにしてもいつか
 対決しなきゃいけなかったのよ こんな争いは日常的なの』
 『問答無用! 王位継承権はあたしが頂くわ 樹海の虫になるのは
 姫姉様 いやフィランサス 王族でなければ消し去れるものを!』
  画面のリギダは不気味な形相 こちらに向かって突進しながら背
 中の部分に隠れていた剣のようなものを引き抜く 基本的に攻撃方
 法は先程と同じようだ 工夫がないと言えばそれまでだが あの衝
 撃が巨大な体躯から繰りだされるのだ
 『応戦するわよ ななよ リギダと同じところにサーベルがあるわ
 引き抜いて構えてちょうだい! 急いで!』
 『こんなのは得意じゃないんだけどなあ これかな わあ!』
 『もらったあああああ! きえええええいいいい!』
  少し反応が遅かったのか リギダの振り降ろす剣に応戦が間に合
 わなかった 痛みにも似た衝撃が右肩を襲う そして視界が完全に
 闇に包まれた 一瞬の出来事であった
 『くう! どこでもいいから掴んで! 接触すれば朱印を結べるか
 ら ああ 制御できない ななよ 衝撃に備えて 落下するわ』
 『いてて なにがどうなってるの 落ちるのは嫌だってば フィラ
 どうにかしてよ! こんなところで死ぬのは嫌だあああ』

  と叫んだところで目が覚めた 視力が回復するとテレビが見えた
 どうやら点けっぱなしで眠ってしまったらしい 消したつもりだっ
 たけれど どうだか覚えていない なんだか頭がぼんやりしていた
  それにしてもリアルな夢であった 登場する人達はみんな実際に
 存在しているような 常軌を逸した光景もありありと頭の中に蘇る
 青い空に浮かぶ魚のカタチの巨大な城 豹頭の家来もいた それに
 あたしの分身であるカエル姫 頭に乗った彼女の感触は今も頭に残
 っている あんなに凄い夢は見たことがなかった
  そんなふうに考えながらベッドに座り直す その時になってよう
 やく気付いたのだ もしやと思って頭の上に手を伸ばす すると手
 に触れる確かな感触 あたしの頭の上にはカエルが乗っていた








             》 しびる 《
+++++++++++++++++++++++++++++++
(のりこ)>ないない6ですが さてあたりまえのようにリギダが謀
      反で大騒ぎですね これでしばらく異界とは離れるわけ
      ですけど この時点でどこまで組んでたんですか?
(しびる)>やっぱりフッタのラストはやぼったかったかな 頭にカ
      エルは次回のヘッダに持ってくるのが常套だろ?
(のりこ)>まあ それはそうとも思えますけど
(しびる)>なんかさ そこまで描いちゃわないと気が済まなかった
      んだよなあ 自分の欲望を抑えられないようじゃまだま
      だ若かったんでなあと思う いまも若いけど
(のりこ)>ある意味若いですかね お互い年齢はそこそこですが
(しびる)>いいのよん キモチが若ければ
(のりこ)>そのとおりですね(しみじみ)
posted by 篠原しびる at 23:21| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

すきま かんじだいすき 03

(しびる)>ういーっす 漢字枠やるぞい
(のりこ)>あ おはようございます なんかごぶさたのかんじだい
      すきですけど まじめに教室通ってますか?
(しびる)>あたりまえじゃん 金払ってるのに きょうで何回目だ
(のりこ)>私も毎回きちんと通ってますから えーっと4回目かな
(しびる)>基本はさ 月末の課題提出に向けて練習するって感じわ
      だな 漢字課題を1点と 暮らしの書から2点
(のりこ)>ですね R子先生のお話では どの順番でもお好きなよ
      うにってことでしたけど まずは漢字ですよね
(しびる)>だわな これがなんたってメインだし こっちで昇段を
      目指すわけだしさ なによりも難しいわ 漢字って
(のりこ)>思うように筆が動かないですよね どっちかなら ペン
      字の行書の方が簡単だと思いませんでしたか?
(しびる)>片岡直子な てかさ あれって片岡なのか? あと帯広
      の帯 いきなし素人にあの行書を書かせるのかよとか
(のりこ)>んー 楷書もそうなんでしょうけど 行書ってデザイン
      とかイラストみたいに捉えるのって間違ってるんですか
      ね あれだけ崩れてると文字に見えないですよ
(しびる)>どうだかな そもそも行書って楷書の世界の果てに続く
      新たな地平ってイメージだったけど 平行してるのな
(のりこ)>まあ先生に褒められましたから 行書だいすき! とか
      言うにヤブサカじゃない心持ちなんですけどね(笑)
(しびる)>暮らしの楷書の方 御祝・鈴木健治 あれはでもちょっ
      と苦労した 御はそれなりにまとまるのよ 祝いの示偏
      あのかくあいがやたら難しい のりこの見せてみろ
(のりこ)>これですけど 2画目のまず横棒は右上がりで 折れの
      ところで例の筆置きなおし45度切り返しでしょ その
      ときに横棒の3分の1くらい戻ったところから ちょい
      膨らませて左に払う まあ成功率は4割くらいかな
(しびる)>理屈はわかってるんだ それから隣りの兄だろ この口
      は いわゆる中身のない口だから 2画目を左に収めて
      3画目はその下を右にちょいはみだす こうか?
(のりこ)>んー しびさんはいつも口がちょっと大きすぎ でも下
      の右の払いはキレイですね えーっと筆を置いてちょい
      浮かせて左にふくれながら右にぐいっと 最後は筆の腹
      を左上45度に向かせてちょんと跳ねる こう?
(しびる)>そうそう 暮らしの楷書は筆ペンでやってるからさ あ
      れってやたら腰があるから撥ねが難しいのな 払いのと
      きのすーっと逃がす感じも難しい やっぱ細筆で正式に
      やるべきかね そこんとこの指導はどうだった?
(のりこ)>どちらでもけっこうですよって感じですたけど ほんと
      は細筆推奨なんでしょうか 細筆は立ち上げがめんどう
      ですけどね 最後に筆を洗わなきゃいけないですし
(しびる)>手間を惜しんじゃいけないのかもな で やっぱいちば
      ん難しいのは木だろ 画数の少ない漢字ほどごまかしが
      利かないからな 3画4画の間隔は縦横に対して等間隔
(のりこ)>すぐに重力に負けますからね 基本は円を描いてその中
      にすべて収めるつもりがいいらしいですよ こうかな?
(しびる)>3画4画は上すぎるかってくらい高く維持するつもりで
      ちょうどいいよな こうだろ ほらうまくいく
(のりこ)>気を抜くと曲がりますからね まっすぐスッと 4画目
      はすーっと抜く んで次は私の嫌いな健 だいっキライ
(しびる)>収まらないもんなあ 人偏と筆づくりの間隔をあけると
      巨大な漢字になるし 締めるといんにょうが入らないし
(のりこ)>どうやってもダメですよ お手本のようには書けません
(しびる)>それ言っちゃうとおしまいだろうが(笑)
(のりこ)>まあですから ここは巨大化やむなしということで
(しびる)>最後の治でバランスをとろうって計画はだいたい頓挫す
      るよな やっぱそれぞれがきちんとしてこその全体
(のりこ)>御説ごもっとも どの文字も真剣勝負 肩に力が入るん
      ですよねえ 1枚書き上げるのに20分くらい掛かりま
      すし 息が荒くなるほど消耗しますよ はあはあ
(しびる)>ふむ などとまあ語ることはやたらあるわけで もった
      いないから分割するか てか元々その予定でうしろから
      やってるんだけど ということで以降は次回で
(のりこ)>ういっす 次回は4月課題 漢字の部の集中審議ですね
(しびる)>アニメ枠もやんなくちゃいけないしさ
posted by 篠原しびる at 23:19| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | すきま かんじだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

すきま あにめだいすき 30

(しびる)>ういーっす さて 今期の新番組を片してしまわないと
(のりこ)>あ おはようございます ホントマジ真剣な話 これだ
      け新作アニメが並ぶとえらいことになってますよ タイ
      トルリストなんて【新】の付いたタイトルばかりっす
(しびる)>だわな とにかくどれを切るかってことだけ決めていか
      ないと ならさ 今回は切れそうなのだけやるか
(のりこ)>それも不毛ですねえ せっかく雁首揃えて おもしろく
      なさそうなアニメだけ鑑賞して終了宣言ですか
(しびる)>雁首とか言うなよな ったく しかしまあそれもそうだ
      わな んじゃま時系列でやるか 古いのから順番に
(のりこ)>それが筋だと思いますけどね なんかこの最近のアニメ
      枠はシーズン初めの判定会しかやってないですけど
(しびる)>仕方ねーじゃん さて最初はなんだ?
(のりこ)>えーっと まずこれかな『うたわれるもの』 時代劇な
      のかな まったく予備知識がないですけど
(しびる)>んじゃま25分掛けて鑑賞するか 長丁場の作業になる
      なあ この調子で何本片せるやら エルフものか?
(のりこ)>主人公の男性はネコ仮面ですね なんかメイドガイを彷
      彿とさせるマスクですけど しびさんの範疇外ですか
(しびる)>んー こういう世界設定はあんまし好きじゃねーしなあ
(のりこ)>うわあ シッポがありますよ 女の子のシッポは急にさ
      わっちゃいけないらしいですよ シッポ萌えのヒトには
(しびる)>そんな属性じゃねーし なんか微妙な感じだなあ 週に
      数本なら継続審議って扱いにするところだけど
(のりこ)>私個人的にはどうでもいい感じですね
(しびる)>んじゃスルー指定にするか 余裕ないしな
(のりこ)>了解っす んじゃ次は『吉永さんちのガーゴイル』です
(しびる)>うい このキャラはどうよ? 魔界・ロボット・ナンデ
      モアリのドタバタラブコメってところか んー
(のりこ)>原作はライトノベルですか これくらいのドタバタ度は
      好感高いですけど ぼやーっと見るにちょうどいいです
(しびる)>おっと ここにもハチマキ女がいるな しかしキャラ多
      いなあ イヌの石像が主人公か どうするかね
(のりこ)>おもしろいじゃないですか 継続指定ですよ
(しびる)>うむ 判断に悩むから継続審議扱いでいいか ダメダメ
      になった時点で視聴終了とする ってところかな
(のりこ)>了解っす んじゃ次は『NANA』ですね あのNAN
      Aですよね って調べるまでもないですけど
(しびる)>大人気コミックス 満を持してのアニメ化決定 ってと
      ころだな スルー決定ということで んじゃ次
(のりこ)>見もしないで(苦笑) まあいいですけど 私は生視聴
      しますから なら次は『SoulLink』ですか
(しびる)>いたるところにハチマキ女が オッパイアニメなのかな
      パンツ見えない系だし あやっぱしパンツ見える系か
(のりこ)>イヤな判定基準ですね あーやだやだ
(しびる)>宇宙士官学校か SF+学園ラブストーリー やっぱり
      オッパイアニメだ あとはどうでもよさそうだし
(のりこ)>あんまし興味なさそうですね
(しびる)>だってさあ パンツ見える系がちゃんとしたしーぽんア
      ニメになるとは思えないもん 特にオッパイ系はさ
(のりこ)>たしかにステルヴィアですね なるほど
(しびる)>なんかどうでもいいアニメだなあ おもしろくなるのか
(のりこ)>さあ? なんか後半はヤッツケみたいに訓練してますし
      この先の展開が詰まってるんじゃないですか
(しびる)>ってこたあ学園部分はそれほどないか もういいかな
(のりこ)>んじゃスルー決定ですね
(しびる)>いや ちょっと気になるからあと1本だけ見る
(のりこ)>ふうん まあいいですけど んじゃ継続審議扱いで
(しびる)>よし きょうはこれくらいにするか 何本片した?
(のりこ)>4本ですか もうちょっとやった方がいいですけど
(しびる)>あしたも早いのよん
(のりこ)>ういっす んじゃ終了ってことで
posted by 篠原しびる at 01:49| シンガポール ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | すきま あにめだいすき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

連作14 躍連作08 やっちゃえ

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 種別 連作系第14期 躍連作08
 題名 『 やっちゃえ 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月05日01時34分
 注釈 行頭スペース+30W
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SUBJ:【躍連作】08 やっちゃえ

 Sibi-Tem V.4.1

 面目躍如といきたいところ どうもねえ 躍連作 #08(短編)
 



           『 やっちゃえ 』


                        作:しびる





  知人じゃなくて友人 親密度の差異で分類する方法もあるが 友
 人と呼ぶには共通のフィールドだけでは不充分 更にそれを同じ感
 覚で体験し 同じ感想を抱いたときに親近感が発生する
  学生の頃の友人は生涯の友人たる素地がある それは学内での生
 活が 謀らずも類似した感性をリーグ戦的に選別する効果を持って
 いるからだ それに精神構造が未発達なのも起因している
  しかし社会人になると友人の発生確率は激減する 個人主義が完
 成してしまっている所以はとにかく その前段階の共通フィールド
 自体が存在しにくくなるからだ 同じ職場であっても微妙なところ
 で完全な共同作業や座標ではない あくまでも知人 そのレベル

 『こんにちわ まりなちゃんもこんにちわ ほいさ あやみも挨拶
 するんだよ こんにちわってね』
 『まりなちゃんこんちわ まりなちゃんのあばちゃんもこんちわ』
  幼稚園が休みの土曜日 亭主は研修会で仕事だし 娘を連れて夕
 食の買い物 出逢ったのは娘の同級生と母親 時間は午後3時
 『あらあやみちゃん まりなも挨拶しなさい 良いお天気ですね』
 『あやみちゃんこんにちわ おばさんこんにちわ』
 『ホント 家事やってるのが嫌になるくらい もう少し筋金が入れ
 ばね ああ なんて良い天気 お布団でも干しましょうかなんて』
  まりなちゃんの母親は妹と同じ年齢だ あたしより7歳も下であ
 る なのに娘同士は同じ歳で 自然と交際レベルも同じになる
 『そうなの 結婚も出産も早まったかなあってね 落ち着かなきゃ
 と思うと逆にウズウズしちゃったりして 実際には無理だけど』
 『あははは 亭主元気であたしが留守番 娘は放っておけば危ない
 し 実家をあてにするのも悔しいわよねえ あははは』
 『ママさ まりなちゃんとおかし見てくるさ いってきまーす』
  中村屋の駐車場でばったり遭遇 長話への展開を予測してか 2
 歳と9カ月になる娘は言い放って逃亡 言葉尻が変なのは誰の影響
 だろう 店内なら短時間は構わないと即決する
 『約束は守るんだよ あやみ お約束を言ってから行くんだよ』
 『うるさいですねえ 約束は もってあるかない たべてあるかな
 い きいろいせんのむこうはいきません まりなちゃん行こう』
 『あやみちゃんはシッカリしてて羨ましいな まりなはおとなしく
 って あんな調子で小学校は大丈夫かしら』
  小学校が不安なのはこちらの方だ 多弁なのは短絡思考の具現化
 おとなしいのは事象に対して慎重かつ繊細な姿勢 どちらが社会生
 活により適応できるか 謙遜よりは嫌味に聞こえる
 『まりなちゃんは落ち着いてるもの あやみなんか馬鹿みたいには
 しゃぐばかりで ところでまりなちゃん 公文を始めたんでしょ』
 『そうそう あやみちゃんも一緒にどうかしら 3歳児教室に通わ
 せてるのよね ふたりともこの夏に3歳になるから』
  ウチの娘とまりなちゃんは誕生日が5日違い あやみは3歳にな
 ればピアノ教室に通わせるつもりだったけれど 連れがいるなら公
 文教室もいいかもしれない 芸を取るか学問を取るか 旦那とも意
 見の分かれるところだ
 『それも考えてたんだけどねえ あやみなんか おとなしく机に向
 かってくれるかどうかねえ まりなちゃんも仲良くしててくれるか
 ら 連れて行ってもらえれば嬉しいけれど』
 『そんなの逆よ まりななんか物怖じしちゃって あやみちゃんが
 一緒なら行くって聞かないのよ 積極性が足りないのよね』
  幼児教育の重要性は認識している その辺は旦那も実家の母親も
 うるさいぐらいにけしかける 実家の母親は予備校の校長を退職し
 たばかりだし 旦那に至っては中学の教師なんて職業だ 穏健派は
 実家の父親と旦那の両親 穏健派は穏健だから穏健派である
 『積極性かあ それだけで世間を渡っていければねえ まあ あた
 しの娘だから仕方がないけれど あはははは 女の子は捕まえる男
 次第って部分が大きいもの 結局は運だったりしてね』
 『それは言えてるかな 結婚するまでは容姿だとかナンだとか お
 金があってこその幸せ 最近しみじみ感じてる 歳をとったかなっ
 てね あたしも子供を産んで体の線が崩れちゃったけど』
 『そんなことはないんじゃないかと あはははは』
  笑ってはいるが笑い事じゃない 彼女は20代の中盤だ あたし
 なんかは30代前半も苦しい年齢 どこまで認識して話しているの
 か知らないけれど 世代の違いはノリだけではごまかせない
 『まりなを産むのに切開しちゃったから 二人目はどうしようかな
 って思うの 子供はかわいいけれど育児は大変だし 主人の稼ぎの
 問題もあるでしょ あいかさんが産むなら あたしも作ろうかな』
 『あはは どうしたもんかな ウチも欲しいとは思うけれど なん
 か面倒な気がしなくもないしねえ 稼ぎよりも旦那のパワーの問題
 だったりして 最近は全然ご無沙汰 どうなってるのかしらん』
  話題がどんどん展開していく だらだら話しながら考えているの
 は夕食の献立 旦那は帰らないだろうし 実家で食べないのなら娘
 とふたりきり テレビ雑誌だけ買って帰って 夕食は有り合わせで
 もいいかもしれない そんなことを考えていた
 『お母さん あやみちゃんがミカン星人になりかけてる向こうで』
 『え あやみがどうかしたの まりなちゃん 向こうってお店の中
 のこと ミカン星人 あややや またなにか悪さしたな』
  気が付くとまりなちゃんが立っていた まりなちゃんはお母さん
 のスカートを掴み 小さな声で一生懸命話している なにかと思え
 ば娘のことではないか あたしは返事を聞く間もなく走り始めた
 『それじゃまた 公文のことは考えておくわ あやみったらもう』
 『それじゃ あやみちゃんによろしくね』

  片手を挙げてまりなちゃんの母親に手を振る あやみと一緒に出
 掛ければ 絶対なにか騒動が起きるのだ あんなに約束をしたのに
 落ち着きがないのは誰に似たのか まったく困ったものである
  塾に通わせれば少しは落ち着くか それとも塾での騒動に辟易す
 るのが落ちか どちらだろうと考えながら走る 中村屋の自動ドア
 をこじ開けると 入口すぐの果物コーナーは大惨事になっていた
  床一面にぶちまけられたオレンジ色の液体 散乱する無数のミカ
 ン その中央に娘が座り込んでいた あたしは身体中の力が抜けて
 いくような気がしていた








             》 しびる 《
+++++++++++++++++++++++++++++++
(のりこ)>もでらーとシリーズですね あいかママが若いですねえ
      あやみちゃんも元気はつらつ野生児ですし
(しびる)>これくらいの母娘が描きやすいよな 基本的に母娘は描
      きやすいけど 娘がもうちょい大きくなるとそっちの心
      理描写も気にしなきゃいけないし
(のりこ)>まあそうですかね 特にさいかちゃんやあやみちゃんは
      思春期にタイヘンでしたし そういえば父子って構図と
      して少ないですよね やっぱし苦手ですか
(しびる)>んー ほら父親って家庭にいないじゃん? たまの接近
      遭遇ってどうしてもバリエーションが限られてくるだろ
      それが異性の父親と娘なら男女関係の亜種として膨らま
      せることもできるけど 父親と息子はねえ んー
(のりこ)>世のお父さん達が聞くと悲しくなるような話ですね
(しびる)>でもまあそういうもんだしなあ
posted by 篠原しびる at 23:57| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作07 閑話休題 5

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 種別 連作系第14期 躍連作07
 題名 『 閑話休題 5 』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月01日02時37分
 注釈 行頭スペース+30W
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(しびる)>かんきゅーは自動的にパス扱い ってことで
(のりこ)>まあいいですけど この日ってPQ3をUPした2時間
      後にかんきゅー5を仕上げてるんですよね
(しびる)>まあタイムスタンプからならそうなるな
(のりこ)>ムチャしてますねえ
(しびる)>ムチャしてるよなあ
posted by 篠原しびる at 23:55| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作06 プリティキューブ 3

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 種別 連作系第14期 躍連作06
 題名 『プリティキューブ 3』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年04月01日00時38分
 注釈 行頭スペース+30W
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(しびる)>またまたこれもパス扱いで
(のりこ)>えーっと 逆から読まれますからして 詳細を説明した
      PQ1を頭に持ってこないとややこしいですね
(しびる)>んなのはどうでもいい とにかくパス
(のりこ)>なんだかなあ
posted by 篠原しびる at 23:53| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作05 プリティキューブ 2

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 種別 連作系第14期 躍連作05
 題名 『プリティキューブ 2』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年03月29日01時44分
 注釈 行頭スペース+30W
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(しびる)>んじゃこれもパス扱いで
(のりこ)>んー
posted by 篠原しびる at 23:50| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連作14 躍連作04 プリティキューブ 1

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 種別 連作系第14期 躍連作04
 題名 『プリティキューブ 1』
 初出 ニフティサーブ/FJAMEA/18番会議室
    1996年03月27日17時16分
 注釈 行頭スペース+30W
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(のりこ)>ありゃ? これがパス扱いですか どうして?
(しびる)>PQシリーズはカンベンしてください
(のりこ)>まあ完結してないのはマズイでしょうけど それ以外な
      にがどう問題があるのやら 珍しくパンツ君システムも
      使って他人称の描写ですし?
(しびる)>カンベンしてください 封印します はい
(のりこ)>よくわからないですねえ
posted by 篠原しびる at 23:48| シンガポール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 連作系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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